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UL
ULについて
UL規格
アメリカのUL LLC(Underwriters Laboratories Limited Liability Company、以下UL)が策定したもので、アメリカ最古の安全規格開発機関で、任意の認証制度ながらアメリカ向けに輸出される原料や製品を製造販売する国や企業もULの認可を必要とし、世界中で使用されるものとなっています。
UL-94規格
機器・器具の部品用プラスチック材料の耐燃性(燃焼性)を評価する方法を規定したもの。
※この規格には、建物の建設、仕上げ、壁や床のカバー、家具や装飾品などのコンテンツに使用される高分子材料や厚さが13.0mmを超える材料、または表面積が1㎡を超える材料は含まれていないことが明記されています。
UL-94にはHBとV(V-0、V-1、V-2)の2つの規格があります。
これらの評価は、約5×1/2インチのサンプルを3/4インチ、50Wのバーナーの炎で点火する小規模な試験で確立されています。
HBの耐燃性(燃焼性)評価は、水平に置かれた試料の端に試験炎を当て、試料全体をゆっくりと燃焼させて行います。
HBグレードの材料は指定された最大値よりも少ない速度で燃焼することが確認されたことを示します。
V等級(例:V-2、V-1、V-0)の評価は、試験炎がサンプルの底に当たるように垂直に置かれた試験サンプルが、着火源が取り除かれた後、規定時間内に自己消火し、トップクランプまで燃えたり、溶融物が垂れて試験片の下にある綿のインジケータに着火したりしないことを調べます。
(5VA、5VB分類の試験では、試験炎を最大5回まで適用し、着火した材料が炎を消したり広げたりする性質を測定します。)
UL-94の難燃性
耐燃性(燃焼性)試験の結果に基づいて、材料に12のUL94指定難燃性分類が付与されます。これらの分類は、以下の3つのグループごとに降順に記載されており、試験片が試験炎にさらされた後の材料の燃焼特性を区別するために使われます。
5VA、 5VB、 V-0、 V-1、 V-2、 HB
家電製品の筐体、構造部品、絶縁体の製造によく使われる材料に関するものです。
HF-1、HF-2、HBF
スピーカーグリルや防音材の製造によく使われる低密度発泡材に関するものです。
VTM-0、VTM-1、VTM-2
一般的に水平に支持することができない薄膜に割り当てられ、通常、フレキシブルプリント基板の割り当てられます。